kintone用スマホアプリとカテゴリー機能の活用、身近なツールとしてのkintone
概要
最近、仕事でkintoneを触る機会が多いのでいくつか思った事をご紹介。
- kintone用スマホアプリがアップデートされて、ちょっと見やすくなった
- スマホアプリで画像投稿はやはり便利
- カテゴリー機能はデータ分類にうってつけ
- 身近なツールとしてkintoneは使える
kintone用スマホアプリがアップデートされて、ちょっと見やすくなった
ちょっと前の話なので、今更感がある方もおられるかと思いますが、アップデートされて見やすくなりましたね。
人それぞれ感じ方に違いがあるので、あくまで個人的な感想ですが。
以下は、当方のiphoneにインストールしたkintone用スマホアプリのスクリーンショットです。
なお、表示してるkintoneアプリは最初から入ってる案件管理アプリのスクショです。
データもサンプルデータです。
スマホアプリでの画像投稿はやはり便利
これも今更って感じかもしれませんが、kintoneアプリいじってたら改めて便利だなと思った次第。
スマホで撮った写真をその場でシステムに登録できるって素晴らしいですよね。
以下のようにkintoneで画像添付する項目を作っておいて、スマホアプリで登録画面にアクセスし、ファイルを添付のボタンを押すと以下の通り。写真を撮ってその場で登録可能ですから。
ちなみに、 手元のAndroid端末でも同じ動作でした。
カテゴリー機能はデータ分類にうってつけ
スマホアプリをいじってたら、何か身近で便利そうなkintoneアプリを作りたくなりました。
kintoneって基本的にビジネスマン向けっていうか、業務システムを作るためのCMSという色合いが濃いのですが、考えようによっては、個人向けのちょっとした開発ツールにもなります。
何かないかと思って考えた結果。
やはり一番身近といえば、食べログ的なものですかね。食べログっていっても、外食に限らず、おうちごはんも記録したって良いし。
こっからは、設計的な話になってきますが。
実際にデータを保存したら、分類して、条件抽出や集計なんかに役立てたいわけです。
そんな時はどうしましょう?
まぁ、大体、データに区分項目作りますよね。
例えば先ほど見た案件管理アプリには以下のように「製品名」「確度」といった、そのレコードデータを表す区分項目がありますね。
作ろうと思っている食べログアプリでデータを分類したい場合は、やはり料理のジャンルで分類したいというのが良くある要望だと思います。和食、洋食、アジアンとかそういうジャンルですね。
本家食べログでは以下のようなジャンル分けがされています。
ポイントは、レストランの下に和食や洋食、ラーメンの下にラーメン、つけ麺等と親子関係のある階層構造になっている所です。画像は一段階下しか表示されていませんが、和食の下に寿司、天ぷら、蕎麦等とさらに下に続きがあります。
こういう階層構造化した区分があれば、集計する場合にレベルを変えた集計ができるのでデータを分析しやすいと思います。
このような料理ジャンルの区分項目を作るにはどうしたら良いか?
案件管理アプリにあったようなプルダウンやラジオボタンでは階層構造は表現できません。
そこで出てくるのが、「カテゴリー」というkintoneの機能なのです。
「アプリの設定」⇒「その他の設定」に「カテゴリー」があります。
以下のように機能を有効にすると階層構造を作った区分項目が設定できます。
カテゴリーを設定し、自分用食べログアプリを作ってみました。
以下はその一覧画面です。
左端にカテゴリーが常時表示されるようになります。
以下はカテゴリーで絞込み表示している所です。レストランの場合と和食の場合の結果です。
また、カテゴリーが他のプルダウンやラジオボタンと異なるのは、「複数選択が可能な所」です。
チェックボックス的な使い方もできるので、使い勝手が良いです。
kintoneで自分用ご飯ログアプリ
上記を踏まえ作ってみたのが以下。
スマホアプリを使って、その場で写真を登録可能!
結び
kintoneがビジネス用途でしか使われないのはもったいないと思いこの記事を書きました。
使い方次第で、身近なツールになると思います。
ちなみにkintoneは開発用ライセンスなら無料で利用できるので興味ある方は試してみては如何でしょうか?